なかみ・みづきの灰だらけ資料庫(書庫)

~夜思う「真っ黒」博士・仲見満月の研究室奥の少し湿った日々~

北方の旅行記漫画、同人誌2冊を紹介する~『はととダム in フィンランド』&『ホクサイと網走さえ行けば』~

こちらのブログ、ご無沙汰しておりました。さて、先月に買って、読んだ漫画同人誌をピックアップして、レビューしていくぞ!ということで、忘れないうちに、記録しておきたいと思います。

 

1.『はととダム in フィンランド ついに来た!真冬の北欧編』、ECHOL project、2018.5.20

 

関西コミティア 52の新刊。関西住みのシナリオライターゲームクリエイターが、招待されたフィンランドのYukiconなる総合オタクイベントに行った際の、旅行記漫画です:

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著者は、玻都もあさん、ダムるしさんのコンビ・サークル(詳細プロフィールは、ECHOL -残響観測所-参照)。表紙は見てのとおり、ファンシーで、のほほんとした感じ。鳥類がお好きだそうで、擬人化ならぬ擬鳥化された人物達と一緒に、読者は真冬のフィンランドヘルシンキを回ります。口絵がカラーで、行きのビジネスクラスの飛行機内、旅先のフィンランドのスーパーや、建物まで、写真つきで、モノクロ漫画では伝わりにくい様子が分かります。

 

出発前は、二人とも、フィンランドといえば、ムーミンやヘヴィメタ(うろ覚え)しかイメージがないという…。冒頭のサルミアッキに、インパクトを全部、持っていかれそうになりました…。旅のなかで、リコリスまで出てきたところは、ヘタリアの影を感じました。

 

ところで、Yukikonはクリエイターのトークショー、会場からの質問のイベント、別の日はサイン会があり、また同人誌即売会のようなものもある感じ。何となく、ジャパン・エキスポっぽい。当日、ペンタブのペンを忘れたダムるしさん、大変なことに…。

 

あとは、立ち寄った画材の販売コーナーでは、面積を大阪・梅田のロフトや東急ハンズみたいなところに喩えられ、一気に私は日本のローカルな感覚に引き戻されました。お土産を買う場面では、ご家族が映画『かもめ食堂』がお好きで、ゆかりのあるレストランで食事(日本の味噌汁が出てくる)や買い物をしたり、最終日にバンドグッズのあるショップに行って店主と意気投合したり、ところどころ、お腹いっぱいになる内容でした。

 

食べ物は、獣肉の入った伝統料理、ハンバーガー描写が、おいししそうでした。本記事で紹介する、もうひとつの旅行漫画より、ホカホカした様子の料理描写や、パンズがふかふかしているようでした。

 

ほか、こだわりの万年筆や、出発前の衣類の見極め方など、細々と気になる人には、たまらなくて、そそられる話もあります。ぜひ、頒布される即売会に行って、お手にとってみて下さい。ついでに、Kindleで配信されている既刊同人誌をリンクしておきます↓

 

はととダム in USA カリフォルニアでサイン会!?編[Kindle版] 

 

 

2.鈴木小波『ホクサイと網走さえ行けば』、パコキリン、2018.5.5

ヤンマガサードで連載中の漫画『ホクサイと飯さえあれば』のスピンオフ的な1冊。こちらは、即売会に行けず、書店で購入。主人公の山田ブン(表紙画像の中央)と、友人の飛田さん(同画像の右下)が、冬の北海道に行き、網走を中心に旅するお話です。

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表紙は、るるぶ、まっぷるなど、旅行ガイドのムック本みたいで、心惹かれました。

 

網走監獄の内部を見学する場面では、見開きを効果的に使っていて、圧巻。ガイドの人と行った、流氷ウォークは、飛田さんの心がサイズの合わないスーツを皮切りに、ポキポキ、折られてました。

 

食べ物は、描写が以外とあっさり。表紙のカットでは、モノクロとカラーの対比で、おいしそうに見えます。ですが、本文のなかでは、モノクロの漫画に埋もれてしまい、それほど、心に響く感じではありませんでした。終盤の北方民族博物館のページでは、アイヌグリーンランドの装束、各地の民芸など、白と黒のコントラストで、鮮やかに描かれていました。本編の絵柄では、このあたり、食べ物と他のものの描写の違いがどうなのか、少し、気になりました。

 

ちょっと気になって、本編の単行本1巻↓

 

のレビューを読んだところ、白色と黒色のコントラストがきつい、といった声もありました。カラーだと、表紙は絵本みたいな色使いで、きれいなんですけど。機会があったら、本編のコミックスも読んでみたいです。

 

ストーリーは、マイペースで、好奇心の強めな女子大生コンビが、気ままに旅するものです。表紙の「ホクサイリンク」先の前作と合わせて、どうぞ!

 

 

3.最後に

以上、ずっと、気にしていた2冊は、レビューしました。他にも、推したい作品はありますが、そちらは『ティアズマガジンかんさい』52号のアンケートはがきに書いて、投函済みです。著者の皆様、お楽しみに!

 

そして、弊サークルの本の感想など、アンケートはがきに書いて、お出し頂けると、励みになります。匿名希望の方は、質問箱でも受け付けていますので、お気軽にどうぞ!

peing.net

 

おしまい。

 

 

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